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手を抜くほどキレイになる 秘密の美容~捨てる美容~ Natsumi Nishikiori

美容は毎日続けることがいちばん大切。だからごくシンプルでなるべくプチプライス、 何よりも楽しみながら続けられる美容をはじめましょう。

第2話:美容バブル、弾ける

テーマ捨てる美容

第2話:美容バブル、弾ける

美容アイテムに埋め尽くされた部屋に、ある日突然イヤ気が差したわたし。「スッキリさせたい。でもちゃんと美容もしたい・・・」。そこから山盛りコスメとの格闘が始まります。大好きなお化粧品たちですから、無下に捨てることはできません。もらってくださる方を探したり、借りものの大型美顔器をお返ししたり。それでも、溜め込んだ美容アイテムはそう簡単にスッキリしません。ある日思いあまったわたしは父にお願いして床下に穴を掘ってもらい、そこに大切なお化粧品たちを移動させました。(なんちゅうヘンな親子でしょう。でも父もこういうことがキライじゃないらしく、二つ返事で掘ってくれました。似た者親子です)化粧品は目の前から消え、もちろん部屋はスッキリ。気分も晴れやかになるはず、だったのですが・・・。

気になる。床下がどうも気になる。しばらくして床下を見てみると、父がビニールシートなどで養生をしてくれたにもかかわらず、大切なお化粧品たちは湿気にやられてだめになっていました。そんなコスメの山を見て、「もう余分な化粧品は買わない」と固く固く決意をしたのです。

とはいえどこを削ったらよいものか、見当もつきません。女性誌など見ても、化粧品を増やすことは提案しても、減らすためのアドバイスなんて全く見当たりません。そこで、まずは泣く泣く美容液を減らしてみました。 それまでは美白・たるみ・毛穴などなど4〜5本の美容液を駆使していたので。これらの効果を併せ持った、マルチな美容液にしてみたのです。

メイクも‘捨て’ましたよ。特に下地を省きました。それまでは毛穴をカモフラージュする専用下地、ハイライト用下地、シェーディング用下地、さらには日焼け止めも塗るなど、たっくさん使っていましたから。これまた色々な仕事をこなしてくれる多機能タイプの下地ひとつに絞りました。

最初は「こんなに手抜きをしてしまって、わたしどんどんダメになってしまうかも・・・」と、とても不安になりました。ところが周囲の反応は、特にどうということもなかったのです。これには驚きました! ・・・

tipsトレンチコートは着ません
素敵なスタイリストさんの本を見かけます。開いてみると、トレンチコートが必ずといっていいほど登場します。
トレンチコートを軸にワードロープを組み立てている、といっても過言ではないくらい。
だからわたしも買わなければ、と何年も自分に似合うものを探していました。
でも見つからない。お高いものも試着させてもらいましたが、全然ピンと来ない。
で、ふと「わたしってトレンチコートが不要なのでは」と。
だってトレンチコートなしでずっと過ごせているのですもの。
それからはトレンチ抜きでの衣装計画を立てていますが、とっても楽ちんになりました。

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